徘徊〜ママリン87歳の夏〜

『徘徊 ママリン87歳の夏』という映画を見てきました。

 

痴呆老人とその娘の日常を描いたものです。老人と娘の会話のやり取りが面白く、見入ってしまいました。

痴呆の老人、ママリン、は街を徘徊し、娘はそれを見守ります。ただ、痴呆の老人が出歩くのは少し危ないのかな、という感じもしました。そしてそのことも含めてでしょうが、ネット上で娘は不謹慎だとの声もありました。娘(といってもかなり年配の女性ですが)のキャラクターも強烈で、いい加減な人のようにも感じさせます。しかし、そのことはさておいて、痴呆老人の介護に実際に接してみれば、娘のそのようなやり方でなければ、もうやっていけないのでしょう。映画は笑いに満ちていますが、笑いがなければ、介護など破たんしてしまいます。

現在介護に携わる人が現場で、犯罪を犯すという問題が深刻化しています。しかし、それは、笑いがほとんどないということだと思います。