NO 今年一番面白い映画

NOという映画を見てきました。

チリのピノチェト政権を支持するか否かの選挙での広告対決の話です。

主人公はNO陣営のCM作りに手を貸します。しかし、NO陣営は、主人公のように楽しいCMを作ろうという人間と弾圧の歴史をCMに描くべきという人間に別れ混乱。さらにNO陣営自体も政権に暴力的に狙われることになります。

自分は広告屋として闘うという言葉が印象に残りました。今の日本の政治のデモなどでも楽しさという視点が大事なのかなと感じました。ただ、若干気になったのは過去の映像で、実際の映像とフィクションの映像が混ざっていることです。混ざっているために臨場感が出ているのですが、現実はどうだったのという印象もありました。私はピノチェトの顔をよく知りません。しかし、学術的なドキュメンタリーではないのでまあいいのでしょう。また気になったといえば、妻と主人公との関係です。男性と妻が一緒にいましたがどういう関係なのかよく分からず。

 

いろいろありましたが、今年一番面白い映画なのではないでしょうか。今、原発反対運動などをやっている人に是非見てもらいたいです。