華氏451

華氏451を見ました。本の燃える温度がタイトルですが、本が禁止された社会での物語です。トリフォー特集でした。

 

本を読むことが禁止された社会で、主人公のモンターグはいろいろな事情から本を手に取ります。最初に手に取ったのはデビッドカッパーフィールドです。その場面で、普通なら読まない出版社の名前なども読んでしまうところが面白かったです。

 

最後は本を読むことを禁止した機関に目をつけられその過程で人まで殺めてしまいます。殺人者となりましたが、最後はハッピーエンドに近かったと思います。

 

ストーリーはじゅうぶん楽しめましたが、若干の注意も必要なのかなとも感じました。例えば、テレビばかりで、本を読まない妻がまるで、痴呆のようにとりあげられていました。テレビは本よりだいぶ劣ったものということでしょう。話は変わりますが、ラジオは今でこそ教養的なイメージがあります。しかし、その昔は人をダメにするともいわれたようです。ゲームばかりしていては駄目だともいわれますが、時代が変われば、ゲームをしないなんて駄目だといわれるかもしれませんね。結局、活字がどうこうというより、何が重要とされるかは相対的なものだと思います。